どうもたけまるです。
パチスロ依存症を克服してから1年が経ちました。
地獄のような日々を卒業できたことを本当に嬉しく思います。
この記事では
学生の僕が
パチスロを始めるきっかけからギャンブル依存症になるまで。
依存症を克服できるまでの体験談。
をお話ししています。
少し長い記事になっちゃいましたが、
今ギャンブル依存症で悩んでおられる方に少しでもプラスになれればと思います。
-目次-
パチンコ・スロットにはまった理由
些細なきっかけ
僕が初めてパチンコ店にいったきっかけは何気ない友達の誘いでした。
バイト終わりの帰宅途中にパチンコ店を通りすぎ、
「ちょっと一回行ってみん?」と言われ打ちにいくことに。
元々パチンコ自体に興味があったので僕はいい機会だ!と思い、すんなりその誘いに乗りました。
結果は3000円のマイナス。
こんなもんか~と、
まあゲームセンターで遊んだにしては高くついたなと。
最初は特別、めちゃめちゃ楽しい!とは感じませんでした。
一人暮らしを始める
その誘われた1回の他に打つ機会はなく、
大学2年目から一人暮らしを始めることになりました。
今思えばこの一人暮らし開始が僕の依存生活の本当のきっかけ・始まりだったかのように思います。
一人暮らしってめちゃめちゃ暇なんですね。
初めの半年は友達と遊びまくる日々でしたがそれも徐々に落ち着いていき一人の時間が増えました。
それで何か暇つぶしにいい遊びはないかと思ってた矢先にふと目に入ったのが
”パチンコ”だったんです。
”時間”と当時は”お金”も少しの蓄えがあったので僕はのめり込むようにはまっていくことになります。
パチスロ動画を見まくる
僕はユーチューブが好きだったのでいつしか自然とパチスロ動画も見るようになりました。
「あ、これ俺が前打った機種だ」
「へ~こんな演出があるんだ」
のようにと。
動画見る → 打ちに行く → 動画見る
予習・実行・復習と勉強でもしてるんかってくらいの綺麗なサイクル化の習慣が身についてしまっていました。
これも僕の依存度をかなり高めていた要因です。
この人たちの動画がシンプルに面白かったんですよね…。
(悪意はありません)
負けても楽しいと思う、うんこ脳に
日に日に勝てない日が続いても
「今日はこんな演出が見れたからまあいいか~」などと徐々に脳が狂い出していたんです。
そんな日が続いたある日、パチンコ(シンフォギア)で7千円勝った日。
勝ったまま帰ればいいものの、店内を軽く徘徊していました。
すると先日動画で見たばっかりのGOD(ハーデス)が目に飛び込んできたんです。
普段ならGODなんて絶対に打たないんですよ。
しかし珍しく勝った日、今日はいけるぞと。
汚染されたカスみたいな脳みそが僕に指令を出してきたんです。
改心しようと思ったきっかけ(1日10万円負けた日)
いざ対戦。
初当たり確立が尋常に高いという理由で、みるみるお札が消えていきます。
動画である程度は知っていましたが辞めるタイミングがまるで分かりませんでした。
そこで冥界の扉、通称「赤扉」が出現(2回)。(凄いあつい演出)
それを2回ともスルーしました。
その時はもう悔しくて悔しくて、横のおばちゃんを見るとニヤニヤしてるし後ろのおっさん達の囁き声が止まらんし。
それで負けず嫌いな性格の僕+うんこ脳に火が付きました。
が結果でいうと、
1日に10万円を失うことになりました。
ただここでも、一瞬「良い演出見れたからいいや」という風に脳がよぎるんです。
しかし帰り道のコンビニでのお会計時に初めて気が付きました。
今日の晩御飯も買えない・・・というか
500円が凄く高く感じました。
ああ自分は何をしてるんだと。
演出を見れた??何の価値もないやんと。
お金が無くなりパチンコ店員に
お金が無くなりようやく自分が依存していることに気付いた僕は稼げるバイトを探すことにしました。
そこで見つけたのが皮肉にも「パチンコバイト」です。
理由は単純で時給が他のバイトより圧倒的に高かったからです。
この時点ではまだ依存していることに気付いただけで
「稼げば打てる」と思っている脳です。
しかしパチンコ店員になって脳がクリーンになっていきます。
パチンコ店員になり気付いたこと
パチンコ店員になって初めて気づいた、
いや気づけた事がめちゃめちゃあります。
それらをいくつかご紹介しますね。
こちらの記事でパチンコバイトのことについてもう少し詳しくご紹介しているのでよければこちらもどうぞ!
全く客に還元されていない
メダルを交換する時にどの台が何枚出たとかを記録するんですが、もうそれを見ると一目瞭然。
全く出ていないことが目に見えて分かったんですよ。
スロットでいうと万枚なんか1日1件あればいい方。
500台近くのスロットがあるのに。
台数が少ない2階などに至っては店員が1人で回されていますからね。(全く出ないと分かっている・作業が少ないから)
パチンコ店なんかどこに行ってもコンビニの数くらいありますよね。
あれってシンプルに儲かるからなんですね。
頭では分かっていたはずなんですが実際に自分の目でハッキリと確かめることができました。
ギャンブル依存者を見れる・知れる
客側で打っている時は、他の客なんかまったく気にせず
見たとしても勝ってる人しか目に映りませんでした。
それが店員になると客観的に見るようになります。
しばらく勤務するとある程度、常連さん達の顔を覚えてきます。
これが面白いことに、負けても負けてもずっ~と来るんですよ。
朝から並んで閉店まで打って大負けしていたお客さんが次の朝もしっかりと並んでいるんです。
ああ、これが自分か。と
物凄く情けない気持ちになったんです。
こう感じとれたことが脳が改善された証拠だったと思います。
意外と働きやすいパチンコ店の良いところ
依存症の僕には非常に効果のあったパチンコ店でのバイト。
イメージが良くない、騒音が気になるというところでデメリットが多そうなパチンコ店ですが実際は非常に働きやすかったので良いポイントを4つほどご紹介したいと思います。
時給がめちゃめちゃ高い
未経験の僕でも始めから1,500円の時給が貰えました。
研修期間が設けられており、丁寧に教えて貰えたので未経験でもとくに苦しいことはありませんでした。
通常バイトの1.5倍から2倍近く貰えることもあります。
メダルは全然重くない(腰は痛くない)
よく「重そうだな~」と思っていたメダルの交換は案外楽でした。
3段以上のメダルを持つのは危ないなど回数に分けて運ぶことができますし、別積みの台で計数機の前まですいすい運べます。
パーソナルシステムのお店が増えてきたのでそもそもメダル交換が無いというお店も多々ありますね。
作業内容は簡単で少ない
ホールスタッフであれば
清掃・メダル交換・ランプ対応
この3つが基本です。
島を回って台の清掃やゴミの回収。
辞められるお客様のメダルを計数する。
台エラーの解除やお客様のお使いなど。
今までいろいろなバイトを経験してきましたが正直パチンコ店が一番楽でした。
ジャグラーの島でのランプ対応なんかはほとんどがご年配の方の目押しとかです(笑)
コーヒーレディと仲良くなれる
パチンコ店にはコーヒーレディといってドリンクを作るレディさんがいます。ワゴンガールとも呼ばれます。
凄く可愛い、綺麗な方がたくさんいるんですよね。
仕事中もワゴンさんとコミュニケーションをとることもあり、休憩時間が被ったりと仲良くなる機会が多かったです。
22~25歳くらいの方が多い印象でした。
依存症を克服できるきっかけにもなりお金もたくさん稼げるパチンコ店でのバイトは非常に良いものでした。パチスロ経験者なら業務内容もすぐに覚えることができるので凄くオススメです。
依存症を克服できた最大の理由
これはずばり僕の中でパチスロをしている自分に嫌悪感が生まれたことです。
いくらパチンコ店員の時給が高いといっても1日1万円も稼げないんです。
なのに1日1万円負けるってことなんてざらにありました。
考えると馬鹿馬鹿しいですよねほんと。
一番何やってんだろうな~と感じたことは
友達が遊びの誘いや呑みの誘いをしてくれたのに
パチンコで負けてお金が無いせいでそれを断ってしまったことです。
いやいや、友達よりもパチンコか?と思い本当に後悔しました。
友達が無くなり、それこそすることがパチンコだけ・・・
それだけは死んでもなりたくありません。
借金をギャンブルで返そうとしているへ
僕はバイトながら祈りながら、泣きそうになりながら打ってるお客さんをたくさん見てきました。
いやいや祈っても泣いてもお金は戻ってきません。
僕は借金にこそ手を出しませんでしたが、何度もお金を借りようと思ったことがあります。
1年ちょっとでギャンブル依存症から抜け出せた僕は本当に幸運でしたが、それが3年4年、あるいは10年近く続いてる方もおられると思います。
まだ僕同様、借金をしてない方は大丈夫だと思いますが借金してまでパチスロをし続けている方は本当に危険です。
数年かかってマイナスなのにプラスまでもっていけると思いますか?
ギャンブルで失ったお金を返すためにギャンブルをする。
子供が考えても悪循環なことが分かりますが、依存してしまっている人はそれに気づきません。
まだ間に合います。
借金は返せます。
家族や友人を失う前に行動をしてほしいです。
最後に
長くなりましたがこれが自分自身がパチンコを始めてから依存症になり、それを克服することができた経緯です。
パチンコ店員になってから、ギャンブル依存症を克服してから一度たりともホールに足を運んでいません。
パチスロ動画も見ることはなくなりました。
今友達と遊んでる時間、趣味のブログを書いている時間が本当に楽しいです。
いろいろ気付くことができるパチンコ店員は本当にオススメですのでどうしても依存症が克服できない!って方は一度店員になってみることも考えてみるといいですよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。