漫画

マンガ「プリンセスメゾン」について語る

見やすい絵柄

基本的に説明文があまりなく、すっきりとした絵面で掲載されている。

行間や空間の雰囲気を独特のコマ割りや表情で表現しており、力を入れて読まなけらばならない必要性がないんです。

 

さまざまなマンガ作品において、背景と登場人物の剥離があるものも多いけれど、全体的な統一感があって世界観がうまく表現されています。

主なキャラクターがそれぞれ地に足がついた女性

物語の中でスポットを浴びる女性は様々なキャラクターがいるが、それぞれが自分自身で生活を面倒を見ています。

契約社員で薄給であるが趣味と両立して一人暮らしをしている者近所の関わり合いはないけれど展覧会で注目を浴びるような作品を作り続けている人物居酒屋で働いていて忙しく、家と会社を往復している人など…

もしかしたらその辺を歩いていたらそういったキャラクターがいるかもしれないと思わせるような、魅力的でありそれでいて地に足の着いた女性ばかりなんです。

 

この作品において、さあ不動産をいざ買うぞすごいストーリーがといったようなサクセスなものではなく、ただただ淡々とあちこちに主人公が見学に行ったり、契約書を書く際に緊張したり、たまに慣れない自炊をして充実感に浸ったりするような内容となっています。

ふとした娯楽におすすめのマンガ

思いっきり腹を抱えて笑ったり、固唾をのんで見守るような派手なシーンがあるような作品ではないが、読んだ後心地よい気分になれるのでおススメなマンガですよ!

日々の仕事や生活に追われて、普段なかなか気づけなかったことや、やれなかったことを振り返ったりやってみようという気分にさせてくれる良い作品です。

 

基本的に連続で物語が進むものではなく、ひとつひとつが大まかなくくりで独立しているので、隙間時間にここまでといったつまみ読みができるのも利点ですね。

一般的な恋愛をして結婚をして家庭をもってといったような生き方をしてこなかったけれど、本当によかったんだろうかという漠然とした不安や後悔などもありありと描かれており、そうそうわかるといった読者の共感を呼ぶ描写があるのがとてもいいですね!

 

生活や人生において正解はないけれども、余裕があるときにちょっとした丁寧なことをおこなってみようというポジティブな感情を生み起こさせてくれます。

人生に悩んでいる人や迷っている人・社会人として家庭人としてといった日々の頑張りをしている人には、ぜひ読んでもらいたい作品です!

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