マクドナルド

マクドナルドのスーパーサブ・メニュー、チキンタツタについて

好きすぎてタツタ

今や知らない人はいないであろうファーストフードの代名詞的存在マクドナルド(マック)。

できたてをすぐに食べられる便利さもあって、数々の人気メニューが老若男女だれからも愛されています。

そんなマックの数あるメニューの中でも、ひときわ異彩を放つ存在なのが「チキンタツタ」です。

期間限定メニューでありながら、復活のたびに各所で「待ってました!」と歓喜の雄叫びをとどろかせ、一部マニアからは「マックの至宝」「神メニュー」とあがめたてまつられるほど、その異次元級のおいしさを絶賛する声も後を絶ちません。

チキンタツタはなぜそんなにも人々を魅了してやまないのか?なにが他のメニューと違うのか…。

自他ともに認める筋金入りの「タツター」である主が、愛してやまないタツタについて、アツく・暑苦しく語り倒していきたいと思います。

…どうか引かずに付いて来てくださいね。チキンタッタッター♪

タツタ、その美味しさの秘密

チキンタツタは、日本のマックが独自に開発したメニューだそうです。

このメニューだけに使われるフワフワ・モクモクの入道雲みたいな形のバンズに挟まれるのは、醤油の香りもかぐわしいジューシーな竜田揚げと、タップリのキャベせん(キャベツの千切り)。

そこに足されるまろやかなマヨネーズ風のソースはほんのり辛く、一口ほおばると、相性抜群な食材たちが手を取り合い絡み合い、口の中が幸せとしか言いようのない状態になってしまいます。

登場した当時、チキンタツタが他のマック商品と明らかに違ったのは、ハンバーグではない「鶏肉料理」を使って、洋風なメニューの中では異質ともいえるほどに「和」の美味しさを追求した、全く新しいバーガー商品であったというところです。

和風に味付けをされたこのバーガーは、誕生した90年代において「コッテリ高カロリー」がイメージとしてあったマクドナルド商品の中では、比較的あっさり食べられるメニューとして他にはない人気を得ることになりました。

そして登場するやいなや「マック大好き」な人々はもちろん、それまであまりマックのハンバーガーを食べてこなかった人たちにも好評を博し、日本人の私たちの心と胃袋をしっかりととらえて離さない存在になったのです。

 

かつてはレギュラーだったタツタ

現在、期間限定メニューであるチキンタツタは、いつでも食べたいときに食べられるメニューではありません。

しかし、登場当初にはビッグマックやフィレオフィッシュと同じように、年間を通していつでも注文できるれっきとしたレギュラーメニューだったのです。

そうして長らくレギュラーの座に君臨していたのですが、鳥インフルエンザの流行が鶏肉の流通に影響を及ぼした2004年頃、突如としてメニューから消えてしまうことになります。

10年ほども続いた人気も、世を席巻したウイルスには太刀打ちができず、チキンタツタは惜しまれながらもその栄光の座を退くこととなってしまったのです。

その後しばらく、マックには「タツタ不在」の状況が続くことになります。

絶えない復活を望む声の高まりを受けて、現在のような「不定期に期間限定で食べられるメニュー」としてタツタは我々のもとに帰ってきてくれるようになりました。

復活の時期以外には味わうことができない特別な存在感は、さながら実力があるのにスタメンを外され、出場の機会をうかがっているスーパーサブの控え選手のようです。

満を持して登場するとファンからは歓声が飛び交い、タツタはかつての栄光そのままの「あの味」で我々を魅了してくれるのです。

1 2

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です